一度も訪れたことのない都道府県ランキングというものを見つけました。

なんの意味もなく、リニューアル東京駅!
本日、東京駅を通ったので、写真だけ撮影してみました。
東京ステーションホテル、一度泊まってみたいです。レトロな感じなんですかねえ?最近新聞で1泊80万円のスイートルームがあるように書いていましたが、まあ、そんなところではなく、普通の部屋に泊まって雰囲気を感じてみたいような気はします。

本題です。

一度も訪れたことのない都道府県ランキングというネタがgooの日替わりランキングニュースに掲載されていました。

四国の住人としてはショッキングな結果でした。

1位…高知県

先年の大河ドラマ「龍馬伝」でかなりの観光客を動員できたにもかかわらず、また、最後の清流四万十川、仁淀川、それに太平洋などの大自然に恵まれている中のこの結果はなんとも残念です。このランキングの母集団というか、標本に少し偏りがあるのかもしれませんが、それでもこの結果はショッキングですね。

愛媛県が5位です。
これまた特別ドラマ「坂の上の雲」で話題になり、ミュージアムもでき調子は上向きかと思っていました。それに昔から道後温泉や松山城、さらには正岡子規、そして、小説「坊ちゃん」の舞台であるなど、観光資源にはことかかないと思っていたので意外でした。
私の予想では四国の中では、一番成績がいいのは愛媛だと思っていました。

続いて、な、なんと、6位が徳島県。阿波踊りという最終兵器というか、全国的にも著名な決め手を持ちながら、この結果は辛いです。地理的にも関西圏に近いので多くの観光客が訪れるのではと思っていました。

最後、香川県はというと16位でございました。香川には、うどんくらいしかないような気もしますが、観光という観点だけでなく、仕事という観点でみると、中央官庁の出先機関の多くが香川県に集まっているという点が有利に働いているのでしょうか?

瀬戸大橋などアクセスという点では徳島の方が関西圏を中心においた場合には有利ですし、関東圏からのアクセスという意味では四国はいずれも五十歩百歩でしょう。

しかし、四国州にとってこれは由々しき問題ですね。

私は観光のみでは来県者数を増やすのは難しいと思います。働く場所が増えて、定住者が増える。定住者を訪ねるというきっかけがあって、そこに何か観光資源があるのかを探す、そして、観光資源があれば、そこを訪れる人がいるというサイクルが必要です。
そして、基本的にリピーターは期待しないという姿勢が大事だと思います。リピーターを確保するのが大事といいますが、自分の胸に手を当てれば、余程余裕がない限り一度行った場所にもう一度行くよりかは、行ったことがない場所に行ってみたいと思うのが、人情でしょう。高級な温泉旅館とかで特別な時間を過ごせるとか、ディズニーのように熱狂的なファンが存在するケースは別ですが、普通は「去年行った栗林公園がとても良かったので、今年も行きたい」とは遠方の方は思わないはず。
ですので、ずーっと、四国にいる人の親類縁者は盆暮れ正月でもリピートは期待できず、来県者を増やす要素にはなりにくい。
であれば、どういう人を呼び込むべきか…。

拙者思うに、全国規模の企業の会社員、しかも、転勤族で小さな子供がいる世代。こういう家族には孫に会いたい祖父母、さらには、親類縁者、友人達がたくさん会いに来るでしょう。
でも、三年くらいで四国を出てしまいますが、新しい家族が入ってくる。うまくいけば、四国を去っていった家族が友達に会いに旅行にくるかも…。

そういう深慮遠謀が必要ではないでしょうか?
ただ、そういう世代を呼び込む方策を思いつきません。

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