足立美術館


二日目の5/4はきららコテージを出発し、神在月、出雲国以外では神無月になると日本の神々がこの浜から上陸すると言われている稲佐の浜に立ち寄ります。
日本海の海岸特有の細かい白砂で形成された弓形の浜に神霊を感じさせる大岩が砂浜から盛り上がっています。
神々にとっては、この岩が年に一度の出雲参詣の灯台、目印になるのかもしれません。
砂浜に孤立して残った岩というのは、 神奈備を感じさせます。
次は、米子方向に戻り、山陰道を安来ICで降りて、進路を南方向にとり、足立美術館へ向かいます。
もっと広大な敷地を持つ美術館をイメージしていたのですが、存外、外見は小ぢんまりとしています。駐車場がたっぷりととってあるのが素晴らしい。
美術館の玄関もそれほど大きくはありません。
しかしながら、美術館に足を踏み入れると、まずは庭園が広がります。美術館の向こうにある山々が巧みに借景されており、この美術館の敷地の大きさが想像できません。山並みは完全に美術館の庭に溶け込んでいます。
他にも茶室や池庭など巧みに造作された庭は必見です。
当然、足立美術館が誇る横山大観先生、菱田春草先生、榊原紫峰先生、橋本閑雪先生、平山郁夫先生など日本画壇を代表する画家に関するコレクションは圧巻です。
出雲国の小旅行、とても密度の濃い旅でした。

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