9月29日、台風24号が接近する中、土佐國若宮八幡宮を訪れたあと、浦戸にある坂本龍馬記念館を訪問。
以前、20年ほど前に訪れた記憶はありますが、その後、新館ができるなど、設備が拡充されております。
坂本龍馬記念館は長宗我部元親が築城した浦戸城城跡にあります。
壮大な太平洋の絶景を見下ろす、展望という観点では最高のロケーションです。
ただし、土佐國一国を支配する拠点としては南に偏り過ぎているように思われます。
山内一豊が土佐に入府して間もなく今の高知城に移ったのはその辺の理由もあるものと思います。
新館はシンプルな建物です。
本館は斬新・革新的なスタイルで、太平洋の方向に向かって色鮮やかな鯨が頭を突き出したような形状をしており、その頭の部分は硝子ばりの展望台になっています。
新館側から入館し、一階受付で入館料を支払います。企画展示が開催されていなかったため、入館料は490円でした。そのあと、二階に上がると、音声ガイドの受付があったので、保証金1,000円を支払って、レンタルしました。
音声ガイドは、展示の説明書きを棒読みしているだけだったので、あまり魅力を感じませんでした。ただ、補償金はあとで帰ってくる無料タイプなので内容が薄いのは仕方がないのかもしれません。
この日は、常設の展示(常設展示室とジョン万次郎展示室)のみでした。
しかし、常設展示室だけでも興味深い書簡(複製)が多数展示されており、知的好奇心という意味で眼福になりました。
「龍馬が行く」をはじめ司馬先生作品に出てくる龍馬関係の書簡を複製ではありますが、肌で感じることができます。
姉乙女への手紙であったり、薩長同盟直後に桂小五郎が龍馬に同盟の内容を確認するために発信した書状とその裏書き、土佐藩が藩を上げて薩長に協力することになったときに龍馬が発信した書状などなど、じっくりと読んでいけば、とても一日では回りきれない充実した展示です。
特に薩長同盟の内容に関する桂小五郎の書状はこれまで原文で読んだことがなく、当時の緊迫した時勢を感じられるものでした。
わたしは古文書を読めませんが、ここの記念館はほぼ全てに読み下しをつけてくれているので、非常に助かりました。
あと、こちらも複製ではありますが、坂本龍馬の写真がありました。演台のようなものに右肘をつき、羽織袴を着て、ブーツを履き、全身を斜めから撮影している写真です。
新館の常設展示室とジョン万次郎展示室を拝見し、本館に移動。この日は台風が接近に伴う強風のため屋上の展望台は閉鎖されていました。晴れの日はさぞ眺望がよいことでしょう。眼下には白波を逆巻きながら荒れる太平洋の海岸線が見えます。
本館の展示は高知や土佐藩、そして、坂本龍馬の歴史などを平易な表現でとりまとめたパネル展示が中心です。
本館1階に関連資料の図書室があったのですが、時間がなかったため、入ることができませんでした。
以下、関連の写真です。
【本館の全景】
【坂本龍馬の写真】
【薩長同盟に関する書状の裏書き】
【同上 書き下しと現代語訳】
【薩長同盟に関する桂小五郎書状 表書き】
(書状冒頭)
【桜田門外の変 絵巻】
【本館室内より太平洋を望む】
以前、20年ほど前に訪れた記憶はありますが、その後、新館ができるなど、設備が拡充されております。
坂本龍馬記念館は長宗我部元親が築城した浦戸城城跡にあります。
壮大な太平洋の絶景を見下ろす、展望という観点では最高のロケーションです。
ただし、土佐國一国を支配する拠点としては南に偏り過ぎているように思われます。
山内一豊が土佐に入府して間もなく今の高知城に移ったのはその辺の理由もあるものと思います。
新館はシンプルな建物です。
本館は斬新・革新的なスタイルで、太平洋の方向に向かって色鮮やかな鯨が頭を突き出したような形状をしており、その頭の部分は硝子ばりの展望台になっています。
新館側から入館し、一階受付で入館料を支払います。企画展示が開催されていなかったため、入館料は490円でした。そのあと、二階に上がると、音声ガイドの受付があったので、保証金1,000円を支払って、レンタルしました。
音声ガイドは、展示の説明書きを棒読みしているだけだったので、あまり魅力を感じませんでした。ただ、補償金はあとで帰ってくる無料タイプなので内容が薄いのは仕方がないのかもしれません。
この日は、常設の展示(常設展示室とジョン万次郎展示室)のみでした。
しかし、常設展示室だけでも興味深い書簡(複製)が多数展示されており、知的好奇心という意味で眼福になりました。
「龍馬が行く」をはじめ司馬先生作品に出てくる龍馬関係の書簡を複製ではありますが、肌で感じることができます。
姉乙女への手紙であったり、薩長同盟直後に桂小五郎が龍馬に同盟の内容を確認するために発信した書状とその裏書き、土佐藩が藩を上げて薩長に協力することになったときに龍馬が発信した書状などなど、じっくりと読んでいけば、とても一日では回りきれない充実した展示です。
特に薩長同盟の内容に関する桂小五郎の書状はこれまで原文で読んだことがなく、当時の緊迫した時勢を感じられるものでした。
わたしは古文書を読めませんが、ここの記念館はほぼ全てに読み下しをつけてくれているので、非常に助かりました。
あと、こちらも複製ではありますが、坂本龍馬の写真がありました。演台のようなものに右肘をつき、羽織袴を着て、ブーツを履き、全身を斜めから撮影している写真です。
新館の常設展示室とジョン万次郎展示室を拝見し、本館に移動。この日は台風が接近に伴う強風のため屋上の展望台は閉鎖されていました。晴れの日はさぞ眺望がよいことでしょう。眼下には白波を逆巻きながら荒れる太平洋の海岸線が見えます。
本館の展示は高知や土佐藩、そして、坂本龍馬の歴史などを平易な表現でとりまとめたパネル展示が中心です。
本館1階に関連資料の図書室があったのですが、時間がなかったため、入ることができませんでした。
以下、関連の写真です。
【本館の全景】
【坂本龍馬の写真】
【薩長同盟に関する書状の裏書き】
【同上 書き下しと現代語訳】
(書状冒頭)
【桜田門外の変 絵巻】
【本館室内より太平洋を望む】
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