石清水八幡宮とその周辺①

長らく参詣を果たせていなかった源氏の氏神八幡宮の代表格「石清水八幡宮」へ。
1月13日だったので、まだまだお年始詣でらしきお飾り、破魔矢を持つ人々で賑わっていました。
石清水八幡宮が鎮座する男山から木津川、宇治川、桂川の三川合流地点、さらに大山崎、そして、天王山を含む地点は西国から京都に入る表玄関であり、羽柴秀吉が中国大返しで明智光秀を撃破した山崎合戦をはじめ戦国時代から要衝でした。
この地域、学生時代から名神高速に乗って、よく間弱往来しており、当時の渋滞の名所「天王山トンネル」の表示看板を見るたびに、ここが山崎合戦で勝利を分けた天王山と思いを馳せながらハンドルを握っていました。しかし、直に地形を見る機会を得られぬまま月日を重ね、今日ついに直接対面することとなりました。

京都市内から真正面に天王山を含む山塊に向かって進み、徐々に進路を南に変えていくと、前方やや左手に見える小さな丘陵が男山です。
桂川、宇治川、木津川の順に渡河し、京阪電鉄の踏切を越えれば、大きな鳥居が視界に飛び込みます。
駐車場を探しましたが、年始詣での参拝客で溢れかえり、少し離れましたが、宇治川と木津川を隔てる背割り堤にある淀川三川合流域さくらであい館の西の河川敷無料駐車場に止めて、10分程歩きました。

さきの鳥居を潜り、境内の案内図を見ると、どうも山上の本殿には道が繋がっていないように見えたので、男山ケーブルカー(片道200円)に乗車しました。相当高低差があるのかと思っていましたが、ケーブルカーの乗車時間は数分でもなかった印象です。

そこから男山の樹林内の参道(コンクリートで舗装された立派な参道で軽自動車が走れるくらいの幅もあり)を10分程歩くと、本殿に到着。丹塗りが眩しい美麗な八幡造りの本殿です。

しかし、清和天皇をはじめとした歴代天皇と朝廷、さらに八幡太郎義家をはじめ源頼朝、足利尊氏など源氏から崇拝されてきた格式高い神社であり、官幣大社でもあったことなどからわたしが想像していた巨大な境内と神殿といったものではなく、少し控えめな印象を感じました。

男山から眺める京都盆地の景色は最高でした。









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