八幡大菩薩と平家の落ち人

先日、ふとTVをつけると、NHKにおいて四国ローカル版で阿波国祖谷山村のドキュメンタリー番組が放映(再放送かも?)されていました。
祖谷山村を語る上で一つのポイントになるのが、讃岐国屋島の合戦で源義経に破れ、追ってを逃れて、四国山地の深い山襞に潜り込み、その影に隠れたという平家の落ち人伝説です。
その伝説の家系が今も連綿と続いています。番組ではそのような家系の一つである旧家を取材していました。
 
 その旧家に源平合戦の当時から伝わる軍旗が残されていました。そこには黒々と
ー八幡大菩薩
と墨書されていました。
拙者の拙い知識では、八幡神は武神であるとはいえ、清和源氏の氏神で、源義家は通称八幡太郎と呼ばれるなど、どちらかというと源氏に近い存在で、平氏であれば厳島信仰かと思っていました。
後世になると、武将達が武運長久を願って各地に八幡社を勧進したり、出陣の途中で厳島神社に太刀や甲冑を奉納して戦勝を祈願したりしていましたが、平安末期に既に源氏と八幡神、平氏と厳島神社という紐帯は途切れていたのでしょうか。
それとも祖谷山村の旧家に残っていた軍旗は、その旧家の祖先が源氏との戦いの中で敵から奪った軍旗だったのでしょうか?
どなたかご存じの方がいらっしゃったらご教示ください!

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