日本さくら名所百選にも選ばれています。
前週に立ち寄った家地川桜祭りでは、左岸河畔沿いに植えられた桜並木が満開だったこともあり、1週間後のこの日に、四万十川水系から見ると、一〇〇㌔ばかり東方に位置しているとは言え、鏡野公園の桜が残っているかという点に多少の不安はありました。
ちなみに、地元住民の隠れた名所と呼ばれるような場所に行ってみたかったので、高知市内在住の方々に色々と聞いたみのたですが、「やっぱり高知城かな」という返事が多く、結局、インターネットに流布されている情報に頼って「鏡野公園」を探し当てました。
当日、高知市内で高知的なモーニングを食べて、9時過ぎに鏡野公園に到着。
高知市のモーニングは豪華であることで、非常に有名で、知る人ぞ知るという隠れた名物です。勤め人の中には、通勤途上の喫茶店で寄り道して、モーニングを取って、会社に行く人も多いようです。
話題を鏡野公園に戻します。
到着時間が9時過ぎと早めだったこともあり、駐車場はまだまだ空いていました。
公園としては、大規模ではないのですが、公園に隣接している高知工科大学とともに、多数の桜が植樹されており、公園全体が淡いピンク色に包まれています。ちょうど、満開を越えた時期だったので、春の微風に枝が揺れるたびに、花吹雪が待っていました。
鏡野公園と高知工科大学の敷地境界のたっぷりとした道幅の両側が桜並木になって、一直線の通り抜けを形成しています。通路には縦断方向に多少の勾配がついており、一方の高い側から低い方を見下ろすと、桜並木のトンネルに道の先が消えていくような景色を味わうことができます。
数件の屋台が出ていました。
ほとんどの屋台は桜並木の風景を邪魔せぬよう、控えめな場所で商売をされており、お弁当を広げているお花見客も桜並木ではなく、その横にある鏡野公園内で桜を楽しんでおり、この桜並木が共有物であるという意識を感じます。
10時過ぎまで桜の樹下を散策しました。
駐車場に戻ってみると、ほぼ満車状態になっていました。県外ナンバーは少ないように感じましたが、定量的に調べた訳ではなく、単なるわたしの感覚ですので、当てにしないでください。
さても美しきかな鏡野公園の桜並木通り抜けでございました。
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