世界遺産 熊野古道番外編 素晴らしき川湯温泉!
トンネルを潜ると、…。 昨日、クアハウス熊野本宮に置いていた地元の観光名所のパンフレットに「川湯温泉」が掲載されているのを見つけ、ここまで来たからには、是非、立ち寄りたいと思い、熊野古道歩きの後、16時くらいに川湯温泉に向かいました。 熊野本宮大社からクアハウス熊野本宮への帰路、国道311号線を左折すると川湯温泉に向かうトンネルがあり、そのトンネルを抜けると、熊野川の小さな支流があります。大塔川という名称かもしれません。 暫く走ると、水着を来た家族連れや若者のグループが河原の玉石を掘って小さな池を作り、その中に浸かっています。 その区間、目分量で約50m、皆さん思い思いの池を作って、楽しんでいます。 川の左岸側に対向二車線の道路が整備されており、道端には旅館が並んでいます。旅館の窓から宿泊客の顔が散見されます。 その旅館の並びを抜けると、駐車場があったので、そこに車を置きます。 河原の中にも駐車場がありました。 到着した時点では、まだまだ人が多いため、皆さんが小池を作っている範囲の隅の方にあった前の人が残した池を掘り直して浸かってみました。 時折、川底から小さな泡が水面に浮かび上がり、泡が発生する付近に掌を当ててみると、温かい温泉がゆっくりと出ているのが感じられます。 暫くの間、「小さな子供を連れて川遊びをするには丁度いい。」と思いながら、河原で自作の温泉を楽しむという珍しさを楽しみながら、ぬるいお水に浸かっていました。 徐々に陽が傾き始め、河原で遊んでいた皆さまが帰り始めます。 拙者が入浴している近くの池が空いたので、好奇心で移動してみると、水温が全然違うと言うことに驚きます。 50m程の区間に皆さんが集まっている意味が理解できます。 温泉はこの50m程の区間に集中的に出ており、中央付近に行くほどたくさんの温泉が湧出しているようです。 さらに、中央付近の空いた池を見つけて入浴すると、これは本当に温泉です。陽が傾いて水着では肌寒くなりはじめていましたが、ここに入れば全く寒さを感じず、逆に暑いくらいでございました。 これは素晴らしい! 自作の天然露天風呂でございます。 夜空を眺めながら浸かれば、さぞ、気持ちがよいでしょうね。 ちなみに、川の水は非常に冷たく、拙者は泳ごうとは思いませんでした。