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白壁の町並み−周防国柳井−

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周防国柳井は室町時代頃、中国地方を支配した大内氏の貿易港の1つとして栄えた港町。  現在も周防と四国伊予国松山を結ぶ高速船やフェリーの発着港として交通の拠点である。  江戸時代は岩国吉川藩領。  柳井の南の瀬戸内海には幕末に幕長戦争の舞台の一つとなった周防大島が静かに浮かぶ。  柳井の市内には江戸時代の商家の白壁の町並みが残っている。一部は観光施設になっているが、ほとんどは実際に生活している住宅と見受けられる。  観光地として駐車場はきちんと整備されているが、白壁の町並みの区画は観光客を歓迎する名物「金魚提灯」が各軒先に吊るされているものの、それほど賑やかに観光を盛り上げようという雰囲気ではない。  白壁の街並みの入り口付近に「旧周防銀行柳井支店」の石造りの瀟洒な建物が佇んでいる。銀行としては小振りな建物だが、小さくまとまっている姿が非常に好ましい。

松山城-松山高島屋から望む-

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先程、道後温泉と松山城という題名でブログしましたが、松山城のことを書くのを忘れていました。 松山高島屋の最上階にあるレストラン街の中華料理店から松山城が一望できます。 松山城を眺めるベストポイントの一つだと思います。

道後温泉と松山城

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先日、所用のため伊予国松山に宿泊しました。 一泊二日の短い滞在でしたが、道後温泉をまあまあ堪能できました。 もともと両親が松山出身であったこともあり、子供の頃は親に連れられて、道後温泉に入りに来ていました。 今回は、道後温泉の老舗「大和屋本館」に宿泊。 17時過ぎ、大和屋本館内にある能舞台を見学。なかなか、能舞台に上がることはないので、勉強になりました。 19時頃、夕食を後回しにして大和屋本館にある内湯に入浴。丁度、夕食時だったためか、入浴者は2〜3人と非常に少なく、ほぼ貸し切りのような状態。 男風呂は室内に二つの浴槽と露天風呂もあり! 女風呂には一人だけが入る大きな鉢の浴槽もあったとのこと。また、女性専用のマッサージもあり、特に女性客をターゲットにしてサービスを展開している模様。 やはり、財布を握る女性を集めるのがキーポイントか? 翌朝は道後温泉本館へ(^^)/ 本館の上にある振鷺閣では朝六時の開館時と、正午十二時、暮れ六時の一日三回、刻を告げる太鼓が打たれます。冬の澄んだ青空に響き渡る昔ながらの情緒溢れる風景です。 道後温泉本館には、大衆浴場の神の湯と高級感のある霊の湯があります。  神の湯は入るだけなら大人400円、本館二階の大広間にある休憩室を利用するなら800円。  霊の湯は二階大広間の休憩室利用で大人1200円、三階の個室利用なら大人1500円。  折角観光に来たならば、二階の大広間休憩室以上をお奨めします。余裕があるならば、三階の個室が風情があって さらにお奨め(^^)d二階の大広間はお煎餅と煎茶のサービスつき、三階の個室だと坊っちゃん団子と煎茶がサービスされます。  今回、拙者は霊の湯で二階大広間を利用。案内されると、籠と座布団が並んでいてその一角に案内されます。ここで浴衣とタオルをもらい、いざ、浴室へ。  10時くらいに道後温泉本館に入りましたが、こちらも時間が中途半端なせいか、拙者達以外には2-3人しか入浴客はいませんでした。  この道後温泉本館霊の湯、拙者の過去の経験では、とてもお湯が熱く、ゆっくり長風呂できるようなものではなかったのですが、この日はなぜかぬるめになっていて、ゆったりと入ることができました。  ちなみに霊の湯は浴槽が結構深いのが特徴で、普通の浴槽

冷え込み厳しく、天気も良からず。10kmラン、厳しいです(-_-)

12/22曇時々雨。 12月に入り、冬本番。 瀬戸内の冬は例年、青い空のもと乾燥した身を切るような寒さが普通だが、今年はどんよりとした鉛色の雲と雨天が多い。 本日も小雨が止んだり、降ったりする中、一週間ぶりにランに出発。 途中、若干雨に降られましたが、本降りになるまでに、自宅に帰還。 源平合戦で有名な屋島のいただきも低い雲に覆われていました。 ちなみに、ある人曰く、屋島の頂上が雲またガスに覆われていたら、高松空港の離着陸要注意(-_-)  さらに、屋島は峠が平坦なので、仕事の量が多すぎてなかなか終わらないことを、「仕事の量が屋島みたい!」などと例える方もいるかも知れませんf(^_^; ということで、本日は息を切らしながらも、何とか10kmを走破。太股の筋肉が結構悲鳴を上げました(>_<)

オーバープロネーション!

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某スーパーゼビオにて、ナイキによるランニングフォームチェックとランニングシューズの選び方の診断会があり、ちょうど買い物に来ていたので、受診してみました。 内容は店内を数メートまっすぐ走り、その様子を背後からデジタルビデオで撮影して、その画像をみながら、フォームを診断するというものでした。 診断の結果は、全体的にもう少し筋力をアップすべきという点と、特に右足がオーバープロネーションになっていて、フォームを改造する必要があるとのことでした。 確かに、画像を見ながら説明を受けると、左足に比べて、右足の着地が身体の内側に入る傾向にあり、膝と踵を結んだ直線も、左足は体幹からほぼ直線を描いているのに対し、右足は体幹と膝、そして、踵を結んだ線が曲がり、踵が身体の内側に入り込んでいます。 オーバープロネーションの場合、いわゆるランナー膝になりやすいそうなので、拙者の右膝が時々痛むことを考えると、状況としては納得(^^; 拙者のランナー膝はフォームが悪かったということでした。 右足の着地時に踵が身体の内側に入るということで、両足ともに着地点からまっすぐ前に出して走るということを心がけるべしとの指導を受けました。ようは、足跡が一本の直線上にあるのではなく、右足・左足がそれぞれの直線上を進むのがよいようです。 ちなみに、ランニングシューズにもそれぞれオーバープロネーション用やニュートラルプロネーション用、アンダープロネーション用があるようで、展示しているのには書いていないようですが、店員さんに聞けば教えてくれるみたいですよ(^^)/ぜひ、店員さんに聞いてくださいって、話していました。 実際、オーバープロネーション用のランニングシューズのソールを触ってみると、内側が固く、外側が柔らかくなっており、踵の外側から着地した後、体重が踵の内側に過度に入り込もうとするのを、固いソールで押さえ込むという仕組みのようです。 いま、拙者が履いているアディダスのresponceも初心者用のオーバープロネーション仕様のようなので、まあOKだと思われます。 (^^)d納得、納得(^^)d 写真はその朝15kmランした際に撮影した雲の隙間から零れる光の束でございます。 エル・グレコのような世界です。

磁場の井戸:第二章 舞台(一)/長編歴史小説

第二章 舞台  天正一〇年四月一五日、早暁、宗治は濃厚な木の香を放つ真新しい櫓の上に立っていた。表情は、まるで戦場に在るかの如く、いつにも増して険しい。  太陽は既に城の東を包む山の端を離れ、城の周囲を取り囲む緑色の平野を燦々と照らしていた。  城の東から北側にかけて、高松城を中心に半径にして四、五町ほどの距離をおいて緩やかな円弧を描くように野が隆起し始め、それほど高いとは言えない丘陵を形成している。丘陵は再び訪れた新緑の季節を謳歌する草木に覆われ、山々自体が一個の生物であるかのように、宗治の心に生命の躍動を感じさせた。春の朝の空気はこれ以上を求めることが不可能なほど澄み渡り、若葉の緑はその透明度の高い空気を貫いて、宗治の網膜を刺激した。 (我が備中の山野の美しさよ。) 宗治は感嘆した。胸一杯に清澄な空気を吸い込むと、鼻腔の奥に微かに爽やかな香りが残ったように感じた。若葉が放つ生命力に溢れた色彩が宗治の視覚を刺激し、それが嗅覚を錯覚させていた。  宗治は元の険しい表情に戻り、城の北、八幡山が平野に鋭く突き出ている尾根の麓、和井元の集落から山の斜面に沿って、一気にその頂まで視線を移した。八幡山は美しい青空の中に明瞭な輪郭を持って緑色に縁取られている。宗治は八幡山を望みながら、心中で八幡山の三〇町ほども向こう、八幡山の裏側で澄み切った青空の中に崢嶸な輪郭を浮かべているはずの竜王山に意識を跳躍させた。  昨日、織田勢の大将羽柴筑前守秀吉は備前岡山から備中に侵攻し、その日のうちにその竜王山に本陣を据え、高松城の北に連なる宮地山、冠山の両城を攻撃する構えを見せた。 (秀吉は備前岡山から山陽道を下り、庭瀬、加茂、日幡城を攻め落とした後か、三城に抑えの兵をおいて高松城を一気に攻め落としにかかる。) と、宗治はこの戦の幕開けを予想していた。秀吉がどちらの戦略を採るとしても、織田勢は敵地での用兵の常識どおり道幅も広く、平坦で見通しの利きやすい山陽道を西に進路をとり、高松城の南方から攻め上ってくるはずだった。  しかし、秀吉の戦略は見事に宗治の予想を裏切った。 (秀吉は常道を破ることで、今の地位を築き上げた男である。) ということを、宗治は改めて思い知しらされた。  宗治の心は微妙にさざ波立っていた。予想どおりに事が運ばなかったことに対する動揺と言われれば

何気なしに撮影…久しぶりの中距離ランニング

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昨日に引き続き、目標10kmの朝ランを実行! 二日連続の10km overは本当に久しぶりです。太ももが痙攣しそうになりました。 11月は30kmそこそこしか走れていなかったこともあり、かなりきつかったです。 また、爆弾低気圧が二週連続で日本海を北上したこともあり、この週末はとても冷え込みが厳しく、耳当て、手袋は必須アイテムです。 しかも、風が強いので、向かい風だと大変です。 とりあえず、10km×二日連続ということで、徐々に普段のトレーニング生活に戻ろうと思います。 写真は意味もなく、ランニングの途中で撮影した冬の風景です。