消費税増税論と政局に思うこと

民主党さんが消費税増税を進めるなか、自民党さんは審議拒否を続けているようです。

ある閣僚の方は、現在の社会保障は赤字国債の上に成り立っていて、このままでは破綻してしまうので、社会保障制度の改革が必要であり、そのために消費税増税が不可欠であるといった内容のことを御発言されたと聞いた。

将来の世代に過度な負担をさせてはいけないというのは納得できるが、後世に負の遺産を残さぬよう、現役世代がその負担を背負わなければならないというような主旨のことも言っていたような気がする。



それも納得。



しかし、年金制度をはじめとする社会保障制度の改革の全体像が見えないなかで、
-まず消費税を上げる。
というのは、拙者は理解できません。

法律を変えれば、消費税が上がり、税収が増えるかもしれませんが、今の社会保障制度を維持したまま、消費税を増税するというなら、拙者は次の選挙で民主党には絶対に票を投じません。
今の現役世代にあまりにも過度な負担を求めすぎだと思います。

社会保障制度の改革の絵姿もないまま、
   ・65才まで年金は払いません。
などと言われたら、我々現役世代は年金を払うことを拒否しますね。
そもそも、我々の世代は平均寿命まで生きても、払ったがくより、年金給付額の方が少ないと言われてますからね。

社会保障制度改革の前に消費税を増税するというのはありえないと思います。

自民党さんは次期選挙を消費税増税賛否選挙にするために、消費税関連の審議には応じないが、それ以外は審議に応じてはどうかと愚考します。

ギリシャが連立不可で混迷を深めていますが、我が国も海外の方々から見れば、何もかもを政局に利用して、
-何をやってんだか!
って、見えるような気がします。

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