950(1544)_==天文13年==(最新版)

>_<あくまでも司空が各種資料に基づき独自に調査した結果ですので、誤りがあっても司空は一切の責任はとりません。>_<
>_<ご利用に際しては、解説・注意をご確認の上、各人で十分に史実をご確認ください>_<

 天文13年(1544)1月、織田信長、斎藤道三に兵を借りて那古屋城の留守居を委ね、村木城を攻める。
 天文13年(1544)、尼子晴久(詮久)が出雲大社に伯耆の地を寄進。
 天文13年(1544)1月5日、金春流の春日大夫が、本願寺証如に年始の挨拶。
 天文13年2月、細川晴元が、近江国友鍛治に種子島(鉄砲)の製造を命じる。//種子島時尭はポルトガル人から買い取った2挺の鉄砲のうち、1挺を紀伊の津田算長に譲り、もう1挺を薩摩の島津義久に献上し、義久が足利義晴に献上した。義晴がこの鉄砲を見て、細川晴元に鍛治屋を探すよう下知した。
 天文13年(1544)2月9日、長尾景虎(後の上杉謙信)が国内安全祈願のため、守門神社(栃尾市)に社領を寄進。//その後、景虎は栃尾城代本庄実乃(サネヨリ)、三条城代山吉行盛、母の実家栖吉城主長尾氏らの協力を得て、揚北衆を撃退。
 天文13年2月中旬、尼子晴久が因幡攻略のため東征の途につく//去る大内義隆の出雲出兵に際して大内方についた南条宗勝や行松入道らを討伐するため。⇒その後尼子晴久は伯耆八橋(ヤバセ)城に入城し因幡平定に乗り出す。
 天文13年3月、津田算長が、種子島において種子島時尭から譲り受けた鉄砲を携えて、紀伊に帰国。//算長は、弟である根来寺の杉坊明算に譲り、発射や火薬の製法を教授する。さらに、根来寺の門前町の西坂本にいた堺鍛治の芝辻清右衛門に鉄砲製造を命じ、苦心の末、成功。
 天文13年3月11日、越中守護畠山稙長が、本願寺証如へ、越中の神保長職と椎名康胤との争いに一向衆徒が関わっているのを見て、一向衆徒にどちらにも加担しないよう依頼。
 天文13年3月11日、毛利勢が尼子勢と備後甲奴郡田総(タテフ)で衝突。
 天文13年3月17日、隠岐守護代隠岐宗清が逝去。跡目を嫡男豊清が相続。
 天文13年3月21日、南近江守護六角定頼が、本願寺証如に対して、定頼が進めていた近江瀬田橋修築のための勧進に関して、50貫文を寄進して欲しい旨の書状を出し、証如がこれを承諾。
 天文13年7月中旬、尼子勢の先陣の新宮党、亀井、牛尾、平野以下7千余人が3次比叡尾城主三吉広隆攻略のため布野に着陣。
 天文13年7月25日、実従(浄土真宗)が、家族を連れて天満天神の風流の見学に出かける。//金襴などを身に付けた門前十町の衆が群舞。
 天文13年7月26日、細川晴元が、本願寺証如に対して数え2歳の嫡男茶々(のちの顕如)と晴元の養女(右大臣三条公頼の三女)との婚約を申し入れ。//三条公頼の長女は細川晴元の妻、次女は甲斐武田晴信の妻。//7月30日、本願寺証如は、悩んだ挙句、晴元に同意。
 天文13年7月28日、毛利元就が備後比叡尾城に派遣した福原、小玉らの1千余人が、未明に朝霧に包まれた江川を渡って尼子陣に攻め込むも、深入りしすぎ、毛利勢が大敗北。「深野崩れ」と呼ばれる。
 天文13年7月29日、比叡尾城主三吉広隆が、昨日の戦勝に酔う尼子勢の陣地を急襲して大勝利を得る。⇒この後、尼子国久ら尼子勢は出雲に退却。
 天文13年初夏、尼子晴久、因幡に入国。⇒その後、気高郡奥沢見の大崎城を攻略し、ついで同郡鹿野城を落とし、鳥取城下に火を放ち、八頭郡私都(キサイチ)城を攻めようとしたが、母の危篤の注進があり、5月上旬出雲への帰途につく。
 天文13年8月12日、近江国友鍛治が、将軍足利義晴に製造した鉄砲を献上。
 天文13年9月、尾張織田信秀の軍勢が美濃に進攻し、稲葉山城の斎藤道三を攻める。
 天文13年10月、尼子国久率いる尼子勢が再び備後に進軍し、出雲陣の帰途討死した小早川正平の子又鶴丸(のちの繁平)の守る豊田郡沼田の高山城を攻撃⇒落城しなかったので、高野山・久代などの人質をとり、そのまま美作に進攻し、浦上宗景の勢力下の真庭郡高田、篠フキ、苫田郡医王山の3城を攻略し、さらに因幡進出を試みるが、真木弾正忠時の進言により出雲に帰陣。
 天文13年10月21日、実従(浄土真宗)が、馬で箕面へ行き、滝や滝安寺弁財天などを見物。
 天文13年10月28日、石山本願寺に勅使が来て、幼い茶々(のちの顕如)に物を賜る。
 天文13年閏11月7日、本願寺証如の嫡子茶々(のちの顕如)と、細川晴元の養女の縁組が正式に整う。
 天文13年12月8日、尼子晴久が田口志右衛門に同年1月頃尼子国久が攻略した美作のうち北高田庄を宛行う。
 天文13年12月29日、本願寺証如が、京の五条橋修築のため、千疋を寄進。

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